キャリアデザインLab

キャリアデザインは目標のすり合わせが重要

個人の目標と組織の目標とのすり合せ

個人と組織の目標のすり合せ

組織の中でキャリアデザインを描いていくのであれば、個人の目標と組織の目標をすり合せていくことが重要になります。なぜならば、自分らしさを追い求めるあまり個人の目標が会社の目標と離れてしまうと希望が叶わず、キャリアデザインの意味がなくなる可能性があるからです。常に自分が希望している業務や部署で働けるとは限りませんが、本人の目標と組織の目標をすり合せることで適材適所を実現していくことが望ましいと言えるでしょう。そのためには、上司や先輩がキャリアについて相談を受けて若手社員にアドバイスしたり、社内でキャリアカウンセリング室を作る等の施策が必要になります。また、男女雇用機会均等法が制定されて久しくはありますが、女性の場合は結婚・出産のために途中退社する女性社員が多いのが現状です。そのため、女性社員がキャリアデザインについて同性の先輩に相談しようにも、退社してしまって相談できる先輩社員が少ないことがあります。そのような現状を踏まえて、キャリアデザインに悩む社員のために効果的な体制を作っておくことが必要です。

社内カウンセリングや先輩からの支援

キャリアデザインで悩む社員が多い会社では、社員をサポートできるような体制を整えておく必要があります。例えば上司や先輩が部下のキャリアカウンセラーの役割を担い、キャリアデザインの形成を手伝う制度を作るなどです。また、社内キャリアカウンセリング室を作るという施策もあります。社内キャリアカウンセリング室とは、上司と部下との関係や人事異動や退職、出産や育児、親の介護や職種の転換などの職場の人間関係や自らのキャリアデザインについて何でも相談できる場所のことを指します。キャリアカウンセラーは、個人面談はもちろんのこと、電話やメールなども活用します。社員がどのようにキャリアデザインを考えているのかを把握して、社員の目標と会社の目標が合致する点を探していくことで、良好な職場環境を作っていくことができるのです。重要な点は、誰でも気軽に相談にいける機関であることを認知してもらうよう努力することです。また、キャリアカウンセラーは目線を相談者に合わせることも必要です。相談者に対して、今までの何十年間をどのように仕事をしてきたのか、どのような時が最も輝いていたのかを会話から引き出し、相談者が今後どのようにしていきたいのかを考える手助けになるのです。

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