キャリアデザインを学ぶには、その能力を身に付けるための講座を受講することも一つの良い方法として挙げられます。「日本キャリアデザイン能力認定協会」が行っているキャリアデザイン能力講座は、等級別に分かれていて、自分の目的に合わせて受講講座を決めることができます。将来への漠然とした不安や夢がない人、仕事や人生に不満があるけれどもどうしたら良いかが分からないという人は、それぞれの等級の特徴を知ることで自分のライフプランニングを考えることが可能です。この協会が行っているキャリアデザイン能力講座は、3つの等級に分かれた「キャリアデザイン能力講座」と、「キャリアデザイン能力トレーナー認定講座」という計4つの口座に分かれています。自分自身が学びたいのか、他人にもその能力を伝授していきたいのかによって選ぶ講座が変わってくるので確認が必要です。
まず「キャリアデザイン能力講座」については、1級~3級までの3つの等級に分かれています。3級は、様々なワークを体験することによって自己分析をしたり自分らしく生きるためにはどうすれば良いかを知ることができます。あまり踏み込んだ内容ではなく、キャリアデザインとは何かを知るという初期の段階になるので、誰でも気軽に受けられる講座です。2級は、自己分析力をさらに高めて自己をコントロール・プロデュースするという能力を身に付けます。キャリアデザインについて学んだとしても、それを実行に移すことができなければただ考えただけで終わってしまいます。この2級を受けることによって、考えを実行に移すこともできるようになるのです。1級は、10年後も見据えてキャリアデザインをし、どんな状況下でも自分の夢を実現できるような状態を作り出すのには最適な講座です。プランニング力だけでなく、決断力や修正力も学ぶことができます。
最後の「キャリアデザイン能力トレーナー認定講座」は、自分自身を変えながらキャリアデザインを伝える能力も身に付けられるという一石二鳥の講座です。この講座を受けることでプロのトレーナーになることができますが、メリットはそれだけには留まりません。もしこの講座を受けた人が会社でその能力を活かすことができるのであれば、周りの社員にもキャリアデザインの能力を伝えていくことができます。周りに伝えることで、多くの周囲の環境を変えることができますし、それによって多くの人が自分の人生をちゃんと考えられるようになります。特に、社内の人事担当や教育担当になっている人がこの講座をを受けると、より良い社員への人事異動・教育をすることができるようになるため、社内での不満も少なくすることが可能です。